なか日記

一度きりの人生、楽しく生きよう。

Agile459 #19 二大アジャイリストに聞く「アジャイルを越えてこれからの業界・エンジニアの生き方とは?」に参加

お昼に開催された「「納品のない受託開発」から受託開発のビジネスモデルを考える」に続き参加してきました。

Agile459 #19 二大アジャイリストに聞く「アジャイルを越えてこれからの業界・エンジニアの生き方とは?」

開催日時 2013 11/08(金)18:30~21:00

開催場所 愛媛県愛媛県松山市三番町6丁目4番地20

     松山市男女共同参画推進センター 会議室5

株式会社ソニックガーデン倉貫さんとシンプルアーキテクトの牛尾さんに話をして頂きました。

詳しい内容は鎌玉大さんのブログをどうぞ

倉貫義人さん 「納品のない受託開発」にみる情報サービス産業の未来 〜これからの時代に生き残れるIT企業のビジネスモデル〜

昼の「「納品のない受託開発」から受託開発のビジネスモデルを考える」は経営者寄りのお話しだったのに対して、夜の部は開発者寄りのお話でした。

資料は以下のに近い内容でした。

キーワードで探る最新開発事情~変化する市場に対応するための高速で無駄のないソフトウェア開発とは~

心に残ったキーワード

  • 完成から持続へ
    • 完成した時点ではお客さんにとっては負債
  • いつでも、いつからでも、夢に挑戦できる会社にする
  • 人件費と時間を制約にしない
  • どんなことに時間を費やすのか
    • プログラマーとして過ごす時間が長ければプログラマーとしてのスキルが伸びる

所感

エンジニアとしてずっと働く事ができるこのやり方はすごくいいなぁ。自分の技術を磨き続けていれば35歳定年説なんて馬鹿げた話もでないのではと思います。 その分、高い技術力と人間性が必要になってくるんでしょうね。

牛尾剛さん 「幸せシフト化ワークショップ」

オブジェクト脳のつくり方―Java・UML・EJBをマスターするための究極の基礎講座」や「ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法」を執筆されている牛尾さん。

最初に「自分が本当に情熱を持っているものは何か?」という問いかけがありました。 これに即答できない自分がいて…情けない。

内容としては牛尾さんが社会人になってからの紆余曲折を当時流行っていた開発手法や技術などを交えながら展開するという、聞いていてとても楽しい内容でした。

心に残ったキーワード

  • これはテロやで
    • 衝撃的なこと・「これはスゲェ」的な感じ?
  • 自分が幸せな方向に意志決定しよう
    • 「嫌なら辞めればいいや」と思うだけでもストレスは大分軽減される
  • 自分の能力に納期を設けない
  • 自分のタイムラインを作る
    • 出来事とそのときの気持ち
    • なぜそう思ったのか
    • 本当は自分はどう思っているのか
  • それ以上に他の人と会話する

所感

大企業にいてもそこでしっかりと自分のやりたい事を貫き通されてきた話を聞いて、ただただ流されてきた自分が恥ずかしかったですね。自分に正直に、やりたい事をやろう。って気になりました。それなりの覚悟と能力がないと難しいでしょうけど。

「自分の能力に納期を設けないことにしました。いつかすごいプログラマーになれるかもしれませんし。」といったお話をされていたのですが、ほんとそうだと思いました。先のことを考えて諦めたり、周りに期待されている方向に無理に自分を持っていこうとしても不幸なだけな気がします。

あと、革ジャンのせいか、髪型のせいかわかりませんが、少年隊の東っぽいなぁ~と思いながら話を聞いてましたw

懇親会

前半は牛尾さんと同じテーブル。後半は倉貫さんと同じテーブルでした。

牛尾さんと話しているときに、「会社でアジャイルとか、技術的なことに興味持った人がいないんですよね」的な事を言ったとき、牛尾さんから「いいですね~。それならテロし放題じゃないですか~!」と言われました。 なるほど、何事も考え方一つだなぁと。何事もポジティブな方に考えようと頭ではわかってるんですけどね。まだまだです。

倉貫さんには気になってたことを聞いてみました。内容は「お客さんが満足してこれ以上必要な機能や改善がなくなる事はあるのか」ということ。これで十分、もう何もしなくていいっていう状態になると、お客さんにとって月額定額なのがしんどくなるんじゃないかなぁと思ったのですが、倉貫さんからは「人間の欲望は果てしなく、常に何か直したいところとか改善したいところが出てくる。なのでもうこれで良いよってなった事はない。」と。また、月額の支払いが苦しくなった時などには3ヶ月お休みといった事ができるようにしているそうです。

それと、アジャイルに関する話の中で、ソニックガーデンのメンバーはアジャイルな開発してるっていう意識はないんじゃないか。なぜなら、アジャイルなやり方が当たり前になっているからという事をおっしゃっていました。アジャイルやったことがない人から見るとすごいコトのような気がするけど、やってみると大したことないんですよ。と。そのときの例えがすごくわかりやすかったですが、ブログには残さないことにしておきますw

まとめ

いろんな意味で刺激的な一日でした。

倉貫さんも牛尾さんもいい男ですごい魅力的な方でした*1

自分はただの凡人ですが、少しでも近づけるようにいろいろ勉強したいと思います。あまり無理せず、楽しみながら。

*1:変な意味はないよ