なか日記

一度きりの人生、楽しく生きよう。

NPO法人School Green Japan主催の「子どもを伸ばす3つの魔法」に参加してきた

妻の計らい(?)で、NPO法人School Green Japan主催の「子どもを伸ばす3つの魔法」という親子イベントに参加してきました。

そう、三歳の長男と一緒に。

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主催団体

NPO法人School Green Japan

名前のとおり、学校や幼稚園、保育園の校庭を芝生化しよう的な活動をされているようですが、設立目的に

地域コミュニティづくりを総合型地域スポーツクラブを核とし、環境、人権、福祉問題に取り組むことにより地域社会に貢献することを目的に設立しました。

とあるように、今回の様なイベントを開催したりして地域貢献してたりもするようです。

講師

Sports Interface 代表 下﨑将一さん

松山に「Sports Interface」という運動スクールがあります。

Sports Interfaceでは、スポーツ*ASOBIスクールを開講しております。

将来における様々なスポーツの可能性を広げる運動能力の向上はもちろんのこと、 お子さんの普段(幼稚園・学校・ご家庭など)の様子や成長させたい面などを保護者の方にお伺いしながら、一人一人丁寧にスクール指導を進めております。

運動能力といったからだの成長だけでなく、こころを動かす経験や体験、言葉かけを 大切にする事で、子ども達の可能性を無限にします!!

Sports Interface~遊びから始めるスポーツとの出会い~

そこの代表をされている方。大洲市出身の方*1でした。

サイトのトップページだけ見ると、「運動ができるように教育します」みたいに感じる人も居るかもしれませんが、下﨑さんのプロフィールや今回の講座を受けて感じたのは「体を動かす楽しさを伝えたい」ということ。楽しければ子どもはどんどんやるし、継続もしますから、あとは勝手に伸びてくれるみたいな感じでしょうか。

NOP法人 スポーツクラブNICE 理事長 岡本真さん

スポーツクラブNICEは、広島県福山市を拠点として、「誉めて伸ばすサッカースクール」をコンセプトに、スポーツを通じて子どもの健全育成に寄与する事を目的とし、活動を行っています。

広島県福山市のサッカー教室・サッカースクール運営−スポーツクラブNICE

おもしろい人だなぁくらいにしか思ってませんでしたけど、調べてみるとなんだかいろんな経歴があって驚きました。

本も出されているようです。帰ってさっそく注文してみました。

2か月でみるみる変わる! できる親子コミュニケーション59の習慣(発行・本分社)

2か月でみるみる変わる! できる親子コミュニケーション59の習慣(発行・本分社)

参加した

下﨑さん1時間、岡本さん1時間の2時間の講座でした。

下﨑さんの講座

親子で身体を使って遊ぼう的なやつでした。

腕にぶら下がらせてぶらぶらさせたり、抱っこからのジャイアントスイングとか、子どもは手をつかずに親の力で側転とか、親の身体によじ登らせたりとか。

信頼している大人(特に親)との遊びの中で経験する大切さ

お話によると、鉄棒の前回りを怖がる子が結構いるらしいです。 なんでも、頭が逆さになる経験が少ないからとか。

そんなことにならないために、日頃から「逆さになる」、「高いところへ登る」といったちょっと恐怖心を抱きそうなことは経験しておいた方がいいらしいです。

そこで、親の出番です。 親が子どもを抱えて逆さにしたり、自分の身体によじ登らせてみたりします。 もちろん、本人は怖いかもしれませんが、自分を守ってくれる親だから大丈夫という安心感があるのでハードルはぐっと低くなります。 それが将来、自分で前回りや高いところに登ったりできることに繋がるというわけです。

ボール投げの発達について

ボール投の投げ方にも発達の段階があるそうです。たしか、下の様な感じだったかな。

  1. 手だけで投げる
  2. 肩を引いて投げる
  3. 手と同じ足を前に出して投げる
  4. 手と逆の足を前に出して投げる
  5. 身体全体を使って投げる

三歳児の長男は今「3」の段階にいるようです。

こういった段階を踏んで大きくなるので、2の段階にいる子に「ボールを投げるときはね、手と反対の足を出して~」なんて教えても意味がないとのこと。

あまり口やかましく修正されると楽しくやってたものがつまらなくなってしまいますよね。そうならないためにも、そっと見守りつつ、たくさん経験させるのがいいように思います。

講座でボール投げがうまくなる方法として紹介されていたのが「紙鉄砲」。新聞紙で作るやつですね。

最初、息子はあまり上手にできませんでしたが、少し鳴らせたのをきっかけに何度もチャレンジして見る間に上手に鳴らせるようになってました。

岡本さんの講座

親子のコミュニケーションをとるということで、柔らかいバスケットボールくらいのボールを使ってキャッチボールをしました。

2mくらいという距離感が大事

キャッチボールは2mくらいの距離で行います。

この2mくらいがミソで、お互いの表情が見え、相手の反応が良くわかります。

最近、目を合わせてのコミュニケーションが減ってきているとも言われてました。ファミレスに行っても親がスマホ触りつつ、子どもが話しかけてるのに反応はしているけど、目を合わせてないといった感じ。

この遊びではお互いの顔がよく見える距離ですので、目を合わせてコミュニケーションを取ることができます。

五感を使ったり、複雑な要素を交えながら行う

単にキャッチボールをするだけじゃありません。基本的に小刻みに足踏みしながらやります。

それにプラスして、下の様なことをやりました。もっと色々やったけど、忘れちゃいました。

  1. 投げたあとに手を2回叩く
  2. 受ける前に手を1回叩く
  3. 1と2の両方
  4. ボールを2個使って、受ける方が予め1つボールを持っておき、投げられたボールを手に持ったボールに当ててダイレクトに相手に返す
  5. 投げる方が「動物」や「虫」と言って投げたら、受ける前にそれにあたる具体的な名前を言ってから受け取る
  6. 指1本は「動物」、指2本は「虫」という風に決めておき、投げる方は指を出してから投げる、受ける方は受ける前にそれにあたる具体的な名前を言ってから受け取る

平面的な生活から少しでも離れる

タブレット、スマホ、テレビなど、奥行きのないものに接する機会が多くなってきたのに関係して、若年性老眼が増えているらしいです。

目の訓練というと大げさですが、こういった奥行きのある遊びでしっかり目を使うのも大事ですね。

まとめ

父親だからできること、子どもと真剣になって遊ぶこと、子どものやることを口を出さずに見守ること、など、当たり前のようでついつい忘れてしまいがちなことを改めて思い出させてもらいました。

そして、長男が楽しそうに遊んでて本当によかった。親父としては「いいぞ、もっとやれ(俺もやるぞー)」な感じで積極的に後押ししてやりたいと思いました。「危ないからやっちゃだめ」はきっと母親の口から出ると思うので。

こういうイベントには今後積極的に参加していきたいですね。

*1:それだけで親近感はかなりアップしてた