- 作者: 中島輝
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2016/12/20
- メディア: Kindle版
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以前、Twitterでこんなツイートを目にした。
「キャリアとして取り入れたくない仕事はわざと結果を出さない」も努力。1社目で、合わない職種に必死に取り組んでパフォーマンスを上げていたら、さらなる難度の高い案件にアサインされ続けて疲弊していた時、友人から「あなたは避けたい仕事を避ける努力をしてない」と言われ衝撃だった。
— 共働く女@東京23区 (@itwoman_) 2017年4月5日
自分もこれを見てハッとしたのを覚えている。
仕事に限らず、なんでもそうだ。 自分が気の進まないことからは避けるよう努力をすべき。 嫌なことをやって無駄な時間を浪費するのはもったいない。 40代になった今はなおさらそう思うようになった。
それから数か月、面白そうなタイトルの本に出会った。 それがこの本。
最近、この手の本との出会いが多い気がするなぁ。 無意識のうちに選択しているということか。
目次
第1章 なぜ、追い詰められても、「逃げない」のか?
第2章 周囲に合わせて生きる自分から「逃げる」技術
第3章 本当の自分に「逃げる」技術
第4章 追い込まれない自分を創る、心の整え方
読んだ後の書き殴り
逃げられない人。それは、自ら退路を断っていく人、そして、周囲に合わせて生きている人。無意識のうちにそんな行動をしていたら、いつまでたっても自分の人生を生きることはできない。
本書で語られれているのは「逃げるための技術」ではなく、「自分を取り戻すための方法」だと思う。周囲に依存した人生から、自らが決める人生へ。
逃げない人は何かと「逃げない理由」を並び立てる。しかし、その理由は本当の理由だろうか?自分の心と真剣に向き合って考えるのを避けるために作った理由になってないだろうか。自らの退路を断つための理由を考えるのではなく、本当に自分のやりたいことを考えよう。
この本を読む前、友人の会社がエンジニアの募集を始めた。それに合わせて、自分の中で思うことをつらつら書き出してみた。特に意識したわけではなく、なんとなくである。
その後で本書を読んでみたが、下記内容に当てはまることもいくつか書き出しており、一人苦笑いした。
目の前の状況や問題に対して、何か嫌だなと感じることがあっても、「仕方がない」とか「自分が我慢すればいい」などと結論を下すことがあります。 このような行動を選ぶ前に、実は「不安」や「恐れ」「自信のなさ」という感情を選択しているはずです。「あまり現状を変えたくない」という目的があるからこそ、そうした感情(「不安」「恐れ」「自信のなさ」)を選択するのです。
読んでみて(後から冷静に振り返って)
もう、参ったとしか言いようがない。
コンフォートゾーン(安定領域)になんだかんだと理由をつけて居続けようとする自分。これではいかんなぁと思いつつも、いろんな面で自分にメリットがあるので最近は「これもありかな」と思うようになってきてた。
もっと真剣に自分と向き合う必要があるのを改めて感じた。
おしまい。