これは!と思ったので書いておきます。
この本に興味を持ったのは、著者である伊藤さんのエントリ「Ito Blog » Blog Archive » 2 冊の本の特徴」を見て、俺って「C# という言語については理解しているがアプリケーション開発の経験がない」に当たるんじゃね?と思ったから。
読んでみて
タイトルを見れば確かに入門書なのですが、内容はというと他の入門書とはちょっと違うと感じました。
今まで自分が本屋でぱらぱらっとめくった入門書は、コントロールをぺたぺたっと貼り付けて、えいっと作っちゃうイメージ。Form1.csに色んなロジックがごちゃごちゃと…*1
で、この本は事前にアプリケーションのレイヤについて設計し、
- プレゼンテーション
- アプリケーションロジック
- データアクセス
の3つに分けてます。
これによって各レイヤーの差し替えがしやすくなるわけで、実際、Form1.csに書かれてるコードはプレゼンテーションとアプリケーションロジックの関連づけを行うコードのみでとてもスッキリしてます。また、最後にWindowsFromで作ったアプリをWPFに移植してそのメリットを実証してます。
それと、本の中では触れられてませんが、ロジックのユニットテストもし易くなるわけですね。
とりあえず、C#の言語仕様はだいたいわかった。で、実際のアプリってどういう風に作ったらいいの?という段階の人にはお勧めだなと思ったので紹介しました*2。
ひと目でわかるMS VISUAL C# 2010 アプリケーション開発入門 (MSDNプログラミングシリーズ)
- 作者: 伊藤達也,チーム・エムツー
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/11/05
- メディア: 単行本
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その次は
επιστημηさんのエントリ「読んでます: .NET 開発テクノロジー入門」を見て、『.NET開発テクノロジー入門 VISUAL STUDIO 2010対応版 (MSDNプログラミングシリーズ)』を読んでみようかと思ったりしてます。
まぁ、興味を持って学習し続けるのが一番なので、「手が付けやすいところから無理せずに。」ですね。