しまなみ海道に約8,000人のサイクリストが集結するビッグイベント「サイクリングしまなみ」に太田さん、蜜葉たん、ますよさんの4人で参加してきました。
自分たちは今治から弓削島を目指す屋久70kmのCコース。このコースだけで300人。全体の人数と比べると意外と少ない様な気がしますが、数年前まで愛媛唯一の自転車イベントといっても過言ではなかった*1「愛媛センチュリーラン*2」と同規模の人数です。そう考えると、そもそも8,000人というのがちょっとおかしい規模なのかもしれません。
スタート
Aコースから順に5分間隔で数百人ずつスタートするのですが、Cコースの自分たちがスタートできたのは1時間後くらいだったのかもしれません。それでも、仲間と話をしたり、会場の雰囲気を味わってるとあっという間だった気がします。
途中、レッドブルのお姉さんがレッドブルを無料で配ってました。
そして、Cコースは人数が少ないので全員が一斉にスタート。楽しいサイクリングの始まりです。
救護、トイレポイント(高速のバス停)まで
何となく予想はしてましたが、高速は大渋滞。多少人がまばらになったかな~と思っても、後続のDコースやEコースの速い人が追いついて来るので結果的に混みます。
当然、高速道路なので道はとても走りやすく、体力もまだまだあるので「もっと早く走りたいなぁ」とうずうずしつつ、まったり20km/hくらいで走りました。
第一エイドは高速のバス停でスペースが限られてた&全コースの人が通るので飲み物くらいしかありませんでした。そして、係の人からは「必要な人だけ止まって下さい」と案内が。確かに、人が留まるとそれだけ渋滞が発生するので最低限のフォローだけするというのは正解ですね。
第一エイド(瀬戸田PA)まで
救護、トイレポイントを超えても人の多さは変わらず。途中、大三島ICでEコースの人が降りたので大分走りやすくなったなぁ~と思ってるとあっという間に第二エイドに到着しました。
第二エイドはパーキングエリアだったので、場所も十分広くていろんなものが振る舞われていました。ただ、A,B,C,Dコースの人が対象だったので、食べ物をもらうための列がまぁまぁ長かったです。
エイドでは飲み物の他に、バナナ、みかん、もみじまんじゅうなどを振る舞ってもらいました。この他にもパンっぽいものとかあったみたいですが、既に先行者に食べ尽くされた後だったようです。まぁ、これは仕方ないですね。
第二エイド(生名島)まで
第一エイドを出発してすぐに生口島南ICで高速をおり、そこからは一般道をB,C,Dコースの参加者で走ります。左側1列で走るのでその分、隊列も間延びしてそれなりの込み具合でした。
そしてあっと今にフェリー乗り場に着き、生名島に渡ります。今回のイベントではコースによっては船で各島に渡れるというのが面白かったですね。
生名島に渡るとすぐに第二エイド。
地元の方がパン、芋けんぴ、みかん、バナナ、ホットレモン、アイスレモンなどなど準備して待っててくれました。
フィニッシュまで
エイドを出発する際、ボランティアスタッフの方が先導されてたのでそんなにペース上げずに走るのかなぁと思ってましたが、そんな事ありませんでした。「ここからは各自好きなペースで走ってね」という感じで、速い人達はあっという間に見えなくなり、そんな人達を見送って自分はそこそこ頑張りながら、景色も楽しみながら走りました。
最後の方は太田さんや蜜葉たんとちょっとがんばって走ってみたりして楽しかったです。
そしてあっという間にゴール。
ゴール地点でも飲み物やパンなど振る舞ってもらいましたが、ご当地の「ゆげ商船カレー」がかなり美味しかったです。弓削高専の学生さんがめっちゃがんばってくれてました。
「ゆげ商船カレー」の詳しいことは下の記事を見てもらえたらとおもいます。
感じたこと
この大会で一番感じたことは地元の方々がとても温かかったこと。
高速道路走行中も、脇のフェンス越しや橋の上から大勢の方が声を掛けてくれましたし、一般道に降りてからも小っちゃい子供さんから年配の方まで大勢の方が沿道から応援してくれていました。
また、エイドで振る舞ってくれた方々も本当によくして下いました。地元の中学生かな?と思うくらいの子もいたりして、本当に地元ぐるみでこの大会のためにいろいろ準備して下さってたんだろうなぁと。本当に嬉しかったです。
そしてスタッフの方々。スタートしてからほぼ一定間隔といっていいんじゃないかと思うくらいたくさんの方が沿道に立っててくれて、声を掛けてくださったり、ルートを案内して下さっていました。これだけのコースと距離をカバーする人数と考えるとかなりの人数だったんじゃないかなぁと思います。
考えたこと
高速道路が渋滞してて、走っているときは正直ちょっと不満に感じていました。しかし、後でわかりました。この大会の醍醐味は一般道に降りてからだと。一般道に降りて、地元の方の声援を受け、景色を楽しみ、コースを満喫し、特産品を味わう。そして、しまなみ海道を好きになってもらう。
もちろん、高速道路も不満はあったものの楽しかったです、しかし、生名島に渡ってからはもっと楽しかったです。
じゃぁ、なんで最初から一般道を走らないのか?それは一般道を8,000人が一斉に走るのは無理だから。各島にサイクリストを安全に誘導するために高速道路を使ったんじゃないかと思います。
そんな事ができるのはきっとしまなみ海道しかないんしゃないかなと思います。まさに、しまなみ街道だからできたイベントであり、参加人数だったんじゃないかなと。
最後に
今治にいらっしゃるGIANT所属MTBプロライダーであり、やきとり山鳥の二代目である門田さんが、「しまなみ海道は来れば来るほど楽しくなる所だ」という話をされていました。
今回の大会に参加した人にはしまなみ海道の良さを感じてもらえたと思いますが、それはまだほんの一部であり、味わい尽くすには何度も足を運ばないと無理だと思います。というのも、いろんな島がありますし、コースも豊富ですから。
そんな事書いてる自分も、やっぱりしまなみ海道はいいなぁと感じた一人です。
これをきっかけに、リピーターや口コミでしまなみを訪れる人が増えたら嬉しいなぁ。
沿道で声を掛けて下さった皆さん、エイドで美味しいものを振る舞ってくれた皆さん、そして安全に走行できるよう準備・フォローして下さったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
そして、太田さん、蜜葉たん、ますよさん、一緒に走ってくれてありがとう。「しまなみ走りたいから皆で参加しよー」って声かけてくれなかったら、きっとこのステキな大会にはエントリーしてなかったと思う。とても充実した一日でした。また今度、一緒に走りましょう。
あー、楽しかった!!