
- 作者: 村山斉
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/05/31
- メディア: Kindle版
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相変わらずそこそこ本は読んでいるような気はするのですが、ブログには全く書いてませんでしたね。
自分が住んでる世界のことくらいは知っとかないとと思って読んでみました。
目次
序章 ものすごく小さくて大きな世界
第1章 宇宙は何でできているのか
第2章 究極の素粒子を探せ!
第3章 「4つの力」の謎を解く-重力、電磁気力
第4章 湯川理論から小林・益川理論へ-強い力、弱い力
第5章 暗黒物質、消えた半物質、暗黒エネルギーの謎
読んでみて
わかりやすい説明
難しい話をかみ砕いて説明したり、例示してたりしてできるだけ素人でもわかりやすいように工夫されています。(とはいっても、それでも難しいところはありますが・・・)
例えば、私が「おおー」と思ったのは、
たとえばアメリカのバークレー国立研究所にある電子顕微鏡が電子にかける電圧は、30万ボルト。『ポケットモンスター』のピカチュウ君が備えている攻撃力の3倍ですから、相当なエネルギーですね。
P.82
!!!ピカチュウ!!!なるほど、さっぱりわからん。軽く衝撃を受けましたが、なかなかおもしろい人だなぁと。
疑問に思ってなかったことへの気づき
中学校の科学で*1「原子核にはプラスの電荷を持った陽子が~」みたいな話がありましたが、そもそもプラス同士は反発しますよね。じゃぁ、「複数個の陽子を持った原子核はなんでバラバラにならないのか?」という疑問が出てくるわけですが、私は別に疑問にも思いませんでした。というか、その矛盾に気付きさえしなかった。
そのことに対する答えが書かれていたりと、読んでいてなかなか興味深い。
まとめ
実は、この本の前に『重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)』や『Newton 宇宙はほんとうに無から生まれたのか: 時間と空間が誕生したその瞬間』を読んでました。
この本にも共通して書かれていることや関連していることは「あー、あれね」な感じで読み進めたりできるので、同じ分野の本を何冊かまとめて読むのは効果的ですね。しかも、理解が進んでるのがわかるからおもしろい。こっからもう一度「重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)」を読むとより理解が増しておもしろいんでしょうね。
おしまい。

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)
- 作者: 大栗博司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/09/12
- メディア: Kindle版
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*1:高校だっけ?