なか日記

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孤独で何が悪い 『孤独の価値』 森博嗣

孤独の価値

孤独の価値

いつもの様に日替わりセールでピンときてポチッとした本。「孤独」という言葉に惹かれたのかなぁ。

著者の森博嗣さんのことは正直よく知らなかった。どうやら有名な人らしいですね。

目次

第1章 何故孤独は寂しいのか
第2章 何故寂しいといけないのか
第3章 人間には孤独が必要である
第4章 孤独から生まれる美意識
第5章 孤独を受け入れる方法

読んでみて

ひと言でいうと、「孤独で何が悪い。孤独じゃないと得られないモノもあるんだぜ。」ってことが書かれてたはず。読んでからだいぶ経ったので忘れちゃった。

目次からもわかるように、孤独についていろんな角度から考察されている。

孤独(≒寂しい)というと何となくネガティブなイメージがあるが、本当にそうなのか?それは誰かに植え付けられたものじゃないか?

筆者はこんな事を書いている。

寂しさというものはいけない状態だ、という概念を捏造する存在の中で、今や最強のものが、この商売や経済活動の中にあって、しかもマスコミがそれを毎日流し続けているのである。

~略~

このようなものに囲まれて育つ子供たちに対しては、それが宣伝であるということをしっかりと教える必要がある。そして、そのケアは子供の身近にいる大人の責任なのだ。

中には「それは極論やでぇ」とツッコミを入れたくなることもあるが、それはきっと筆者の狙いなんだろう。

孤独について悩んでいる人。例えば、友達が少ないとか、大勢でいるより一人でいるときの方が楽しいとか、そんなことで「俺ってダメな人間なんじゃないか?」ってもやもやしている人*1は読んでみるといいと思う。少しは気持ちが楽になるんじゃないかと思う。

おしまい。

*1:お、俺のことじゃないか