- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
いつもの様に日替わりセールでピンときてポチッとした本。「孤独」という言葉に惹かれたのかなぁ。
著者の森博嗣さんのことは正直よく知らなかった。どうやら有名な人らしいですね。
@nakaji 工学博士でめっちゃ理系らしい小説各人!!すべてがfになるとかが有名ですよー!
— たつ (@tatsu_r) 2015, 8月 12
目次
第1章 何故孤独は寂しいのか
第2章 何故寂しいといけないのか
第3章 人間には孤独が必要である
第4章 孤独から生まれる美意識
第5章 孤独を受け入れる方法
読んでみて
ひと言でいうと、「孤独で何が悪い。孤独じゃないと得られないモノもあるんだぜ。」ってことが書かれてたはず。読んでからだいぶ経ったので忘れちゃった。
目次からもわかるように、孤独についていろんな角度から考察されている。
孤独(≒寂しい)というと何となくネガティブなイメージがあるが、本当にそうなのか?それは誰かに植え付けられたものじゃないか?
筆者はこんな事を書いている。
寂しさというものはいけない状態だ、という概念を捏造する存在の中で、今や最強のものが、この商売や経済活動の中にあって、しかもマスコミがそれを毎日流し続けているのである。
~略~
このようなものに囲まれて育つ子供たちに対しては、それが宣伝であるということをしっかりと教える必要がある。そして、そのケアは子供の身近にいる大人の責任なのだ。
中には「それは極論やでぇ」とツッコミを入れたくなることもあるが、それはきっと筆者の狙いなんだろう。
孤独について悩んでいる人。例えば、友達が少ないとか、大勢でいるより一人でいるときの方が楽しいとか、そんなことで「俺ってダメな人間なんじゃないか?」ってもやもやしている人*1は読んでみるといいと思う。少しは気持ちが楽になるんじゃないかと思う。
おしまい。
*1:お、俺のことじゃないか