Trac Lightningにはhudsonが同梱されていますが、これをjenkinsに置き換えてみました。
まぁ、hudsonもまともに使ったことないんですけどね。残念ながら。
試したのはTrac Lightning 3.0.8です。
jenkinsのダウンロードと配置
- Jenkinsのダウンロードページ から jenkins.war をダウンロードする
- jenkins.war を C:\TracLight\hudson に置く
- C:\TracLight\hudson を C:\TracLight\jenkins にリネーム
起動用バッチの編集
- hudson.bat をコピーして jenkins.bat にリネーム
- バッチファイルの中身を jenkins に置換
"%JAVA_CMD%" -Duser.home="%TL_PROJECT_HOME%\jenkins" -jar jenkins.war --prefix=/jenkins --ajp13Port=8009 --ajp13ListenAddress=127.0.0.1 --httpListenAddress=127.0.0.1 --httpPort=8010
"%TL_PROJECT_HOME%\jenkins"の指定でC:\TracLight\projects 配下に jenkins フォルダ作成されることになります。この中にジョブとか諸々の情報が格納されます。
httpd.confの変更
C:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\conf\httpd.conf を以下の様に変更します。
まぁ、jenkins に置換するだけですね。
Order allow,deny
Allow from all
AuthType Digest
AuthName trac
AuthUserFile "C:\TracLight\projects\trac.htdigest"
Require valid-userBrowserMatch "MSIE" AuthDigestEnableQueryStringHack=On
ProxyPass http://127.0.0.1:8010/jenkins
ProxyPassReverse http://127.0.0.1:8010/jenkins
trac.iniの変更
ガイドのURLを変更するために trac.ini に以下のエントリを追加します。navigation_label はお好みでどうぞ。
[hudsonplus]
hudson_url = http://localhost:8010/jenkins/
jobs =
main_page = /jenkins/
navigation_label = ジェンキン寿司!
起動用バッチ、バックアップ用バッチの修正
起動用やバックアップ用のバッチファイルを修正します。C:\TracLight 配下に格納されているやつですね。変更した部分のみ載せておきますが、ここも hudson を jenkins に置換しただけです。
起動用バッチ
if exist jenkins\jenkins.bat start /Djenkins jenkins.bat
バックアップ用バッチ
mkdir "%TL_BACKUP_DIR%\jenkins"
xcopy "%TL_PROJECT_HOME%\jenkins" "%TL_BACKUP_DIR%\jenkins" /e /c /h
hudsonのデータ
これは試せていないのですが、C:\TracLight\projects\hudson を jenkins にリネームしたらジョブとか諸々のデータが使えるんじゃないかなと思います。
C:\TracLight\projects\hudson\.hudson\jobs に格納されているフォルダを全て、C:\TracLight\projects\jenkins\.hudson\jobs にコピーすればいいんじゃないかなと思います。
結局、jenkinsになっても、.hudson に格納されるのは変わってないみたいですし。
ソフト/Bug Tracking/trac/2011 - discypusで教えてもらいましたが、.hudsonに格納されるバグは2011/02/12公開の1.397で修正されているようです。
[JENKINS-8658] Jenkins 396 still uses $(user.home)/.hudson as default when ran using executable war (java -jar jenkins.war) - Jenkins JIRA