この前、OracleとPowerShellのパイプラインとヒアドキュメントがステキ! - なか日記を書きながら、「手軽に使えるOracleの環境があればなぁ」と思ってました。
「なら、ローカルPCにインストールすればいいじゃない」と言われそうですが、そうそう使うもんじゃないしそれもちょっとなぁと。
そんな時、AzureでOracleのライセンス込み仮想マシンが提供されるって案内がきました。3月11日迄はプレビュー期間という事で、Oracleのライセンス料は課金されないようです。
2014年3月12日より、“ライセンス込み” の Oracle 仮想マシンの一般提供が開始され、それらのOracle ソフトウェアの 仮想マシン に対する課金が開始されます。“ライセンス込み” の Oracle 仮想マシンは、Windows Azure 仮想マシンのイメージ ギャラリーで、Oracle ソフトウェアがプレインストールされた Windows Server ベースの仮想マシンです。プレビュー期間中(3月11日まで)は、ライセンス込み の Oracle 仮想マシンに対しては、Oracle ソフトウェア ライセンスではなく、Oracle ソフトウェアを実行しているWindows Server 仮想マシンだけ課金されます。
ちなみに、自前でライセンスを用意*1している人は去年からOracle Linuxベースの仮想マシンが提供されています。また、安く済ませたい場合は仮想マシンを立ててその上にExpress Editionをインストールするという方法もあります。
さっそく仮想マシンを作ってみた
といっても、ウィザードでちょちょいと作れます。
ギャラリーから新規作成
ダッシュボードから「+新規」ボタンを押して新規メニューを表示します。
イメージの選択
Windowsベースのイメージを選択します。
仮想マシンの構成(1)
仮想マシンの名前やサイズを指定します。今回は検証用なので最小のSにしました。
仮想マシンの構成(2)
仮想マシンの構成(3)
これだけで仮想マシンが作成されます。あとはリモートデスクトップでログインして環境設定を行います。
データベースの作成
さすがに初期状態でサンプルデータベース等は作成されていませんので、自分で作成する必要があります。
「Database Configuration Assistant」を使用してデータベースを作成します。ウイザード形式なのでお手軽ですね。
以降はローカルの場合と同じなので割愛します。
まとめ
さくっと仮想マシンを用意できるのはお手軽でいいですね。
結局、データベースの作成といった環境構築の時間はかかるので、仮想マシン作成以外の手間はローカルに環境作る時とそんなに変わらないと思います。
個人で遊ぶ場合に限っていえば、料金が結構かかる*2のでには注意が必要ですね。「どうしてもAzure(クラウド)じゃなきゃヤダ」って状況じゃない限り、ローカルにHyper-Vなどでサーバ立てて環境作った方が精神衛生上いいかなと思います。
ビジネスで使用する場合には維持コストの面でメリットが出てくるのかもしれませんが、必要になった時に検討したいと思います。