以前、角川の電子書籍が安くなってたとき、「大人のための読書の全技術」を買ってた。
- 作者:齋藤 孝
- 発売日: 2016/08/12
- メディア: Kindle版
しばらく積ん読状態になっていたけど、さっさと読んで「大人のための読書」とは何か知っておくのも良いかもしれないと手を付けることにした。
そこに書かれていたことの一つに「本そのものを読書ノートにする」というもの。いったいどういうことかというと・・・
三色ボールペンを使う
三色ボールペンを使って本に直接書き込んでいくというもの*1。下のような色分けで、線を引いたり囲って行く感じ。確かにこうしておけば、後からぱらぱらめくった時に目に入ってくるので良いかもしれない。
- 赤:一般的に重要と思うもの
- 青:一般的にそこそこ重要と思うもの
- 緑:自分の心に引っかかったもの
今までの本(紙媒体)との付き合い方
几帳面な私は、「本は綺麗に読もう」という意識が強かった。折らない、書き込まない、カバーするとか。古本屋に売るつもりがあるわけでも、他人に貸そうという思惑があるわけでもないのに。なので、うちにある本はかなり状態は良いと思う。
三色ボールペンを試してみてわかったこと
先日、中古で買った本に読みながら書き込んでいくことにした。やってみた感想としては、以外と読書に集中できる気がする。
その理由は以下の通り
書き込もうとする意識
「大事なところに線を引く」ただそれだけのことだけど、この辺良い事書いてるなぁとか、こっちに引くよりはあっちかなとか考えながら読むので、しっかり読めてる気がする*2。
もちろん、電子書籍でもラインを引けるので、あまり紙媒体のメリットという感じではないか。
細かいことが気にならない
電子書籍でもラインを引けるが、几帳面な*3私は綺麗にラインを引こうとする。「あ、1文字余分に選択したからちょっとずらして・・・あ、今度は1文字切れた・・・」これでは本来の読書とは違うところに意識が行ってしまい集中できない。
それに比べると、紙の場合はフリーハンドなので線は曲がるし、線を引いた範囲もざっとしたものになる。しかし、それほど気にならない。アナログならではというところだろうか。
そんなわけで
電子書籍も良いけど、紙媒体もいいなと今更ながらに思った。「汚してなんぼ、自分のものになればそれでよし」である。
とは言っても、電子書籍の安さ、手軽さも捨てがたい。今のところ本の分野で棲み分けできるかなぁという気がしている。その辺はもうちょっと試してみて考えがまとまったらブログに書こうと思う*4。
最大の懸念事項
几帳面な私は「書き込む」ことを意識するあまり、3色ボールペンがない状態では途中まで読んだ本を開けない可能性がある。