- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: Kindle版
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以前読んだ「大人のための読書の全技術 (中経出版)」に書いてあった三色ボールペンを使った読書方法に興味を持ち、なんとなーく実践している。
そんな時、ブックオフでこの本が108円で売られていたので即買いした。ブックオフ様々である。
目次
Ⅰ なぜ「整理法」ではダメなのか
Ⅱ 三色方式とは何か
Ⅲ くぐらせる--情報との出会い方
Ⅳ 立ち上がらせる--情報を立体化する
Ⅴ 編み出す--情報からアイデアを生む
三色方式とは
次のルールに従って本に線を引いたり丸をつけたりすること
赤 - 客観的に見て、最も重要な箇所
青 - 客観的に見て、最も重要な箇所
緑 - 主観的に見て、自分が面白いと感じたり、興味を抱いたりした場所
読んでみて
緑の重要性について書かれていた。もちろん、緑ばかりになれば良いというわけではなく、赤と青とのバランスも大事。
私の場合、今まで何冊か線を引きながら読んできたが、緑を使うことが少なかったように思う。それは「自分が興味をもつ事柄の幅が狭いから」なのかも知れないとちょっと自分のことながらげんなりした。歳を取るにつれていろんなことへの興味がなくなり、頭は硬くなり~というパターンなんじゃないか?と焦りを感じる。
1点集中も良いが、それよりは何でも手を出してみる「つまみ食い」的な行動をした方が人生は豊かになり、様々なチャンスに出会えるのかも知れない。
話が脱線したが、この本は読書だけにとどまらず、資料の見方、プレゼンでの意識の仕方、スケジュール管理の仕方など様々な分野でこの三色方式が活用できることを説いている。主観と客観を意識し、物事を整理するこのと重要性がわかる本だと感じた。
三色で線を引いた文書のサンプルが所々に出てくるため、紙媒体もしくはカラー表示のできる電子書籍端末で読むことをオススメする。練習問題が10ページ少々あるので、実際に線を引いて試してみたい人は紙媒体を選ぶべきだろう。