- 作者: 小西利行
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2016/01/19
- メディア: Kindle版
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「仕事のスピードを劇的に上げたい!」という思いはあまりなかった(上がればそれに越したことはない)。どちらかというと、あまり将来につながるためのメモを取ってこなかった自分に対して、「もっといろいろ残していこうぜ」と刺激を与えるためかな(今さら?)この本を手に取った。
目次
序章 未来メモをはじめよう
「記憶に頼らない」メモをとろう
すごい仕事のための「3つの未来メモ」
第2章 まとメモ
まとメモ1 3つ の「 ○」
まとめも2 矢印「←」
まとめも3 記号
まとめも4 吹き出し
まとめも5 デジメモ検索
第2章 つくメモ
つくメモ1 ハードルメモ
つくメモ2 マンガメモ
つくメモ3 ブラック三角メモ
つくメモ4 ホワイト三角メモ
つくメモ5 つなぎメモ
つくメモ6 あまのじゃくメモ
第3章 つたメモ
つたメモ1 見出しメモ
つたメモ2 ズメモ
つたメモ3 スピーチメモ
第4章 たつメモ
読んだ後の書き殴り
本書で書かれているメモは14種類。大きく分けて「まとメモ」「つくメモ」「つたメモ」の3種類。
「まとメモ」は未来の自分に向けたメモ。後から見返した時にその時の自分の思考や場面をリプレイできるようにきっかけを与えておこうというもの。
「つくメモ」はクリエイティブな発想を行いやすくするためのメモ。テーマに縛りを入れてみるとか、マンガで表現してみるとか。三角メモについては「おー、なるほど」と感心した。
「つたメモ」は人に伝えるためのメモ。見出しを工夫して興味を引くとか、図で表現しようとか。
すごいメモを書こうと鼻息を荒くすると何も描けなくなるので、気軽に書いて残して後から振り返れたらいいんじゃないかと思う。その時のメモが少しでも役に立つものになるエッセンスが詰まった本といえる。
読んでみて(後から冷静に振り返って)
筆者自信が書いた実際のメモと合わせて、当時の経験が語られてたりして面白い。
広告代理店の仕事をしている筆者なので、全体を通して広告の企画に関する匂いはあるものの、書かれていることは普遍的なので心配なく。
「メモの取り方」はもちろんであるが、その根拠となる考え方はメモ以外のところでも役に立つ。アイデアの出し方であったり、見出しのつけ方であったり。
とりあえず、自分は自由に落書きできるようにちょっといいメモ帳を買った(すぐ形から入る…
おしまい。