なか日記

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「『納品』をなくせばうまくいく」出版記念会 〜 ビール片手に倉貫さんと語る会に参加

「『納品』をなくせばうまくいく」出版記念会 〜 ビール片手に倉貫さんと語る会に参加して来ました。

「『納品』をなくせばうまくいく」出版記念会 〜 ビール片手に倉貫さんと語る会

「ドリンク、軽食付き。アルコールの持ち込み大歓迎!」ということでしたので、会場近くのエルベ24で缶ビールを6本買っていきました。

倉貫さんの話を聞いて

プログラマとして働き続ける為にはという感じのテーマで話してもらいました。その中で自分なりの解釈とか心に残ったことを書き散らかしておきます。

※倉貫さんの伝えたい事とずれてる可能性はあります

プログラマとは

ここでいうプログラマというのはSI界隈でいうコーディングするだけの「PG」ではなく、事業を理解した上で提案、開発、運用までシステム開発の全のフェーズをカバーできるスキルを持った人。

これだけ聞くと「中小零細企業プログラマは大体一人で全部やってるから、それと同じもんじゃない」と思われそうだけど、何か違う気がします。技術力?ビジネスマインド?なんだろう。

契約は定額制

大きい会社も小さい会社も全て同じ月額料金で契約する。定額の中でできる範囲でお客さんに価値を提供する。

できる範囲というのが特徴的だなぁと思いました。毎週の成果を約束しないことでプログラマの消耗を防ぐことに繋がってるんだと思います。ただ、毎週目標を達成できないでいるとお客さんの満足度は下がるし、お客さんの事業にも影響が出てくると思うのでそこはきちっとしとかないとマズいはず。(「契約を継続して貰う事」つまり「お客さんのビジネスがうまくいく事」というソニックガーデンの目的が達成できなくなる)

そう考えると中途半端な技術力ではこのビジネスモデルを成立させるのは難しいと思います。しかし、既存の人月ビジネスで発生する「時間をかけた方が儲かる(技術力が高いと儲からない)」というジレンマは発生しないので、プログラマにとってはやり甲斐のある環境といえるでしょう。(自分の技術力向上が会社の利益に繋がるという意味でも)

わかったこと

自分の言葉では全然うまく表現出来ません。詳しくは倉貫さんのブログや本*1を読んでもらうのがいいと思います。

参加して感じたこと

高い技術力だけでなく、ビジネススキルも求められる本当の職人集団だと改めて感じました。

今回、ギルド参加を目指して訓練されてる方にお会いしたのですが、目をキラキラさせて「考え方とか技術とかすごく勉強させてもらってます」と話されていたのが印象的でした。

最後に倉貫さんのブログから印象的な文を引用させてもらって終わりにしたいと思います。

小さな会社と幸せな働きかた ~ これからのリーダーに必要な思考と行動のヒント | Social Change!

急拡大を目指すのではなく、お互いのことをわかりあって、尊敬しあえる仲間たちと共に、楽しく働き、豊かに暮らす。そんな働く人の幸せを実現するための環境として会社があるという考えかたです。英語での「カンパニー(company)」の語源は、「パンを分け合う仲間」ということからきてると言います。目の前のパンを分け合える程度の大きさの会社が理想ではないでしょうか。

今回、企画・運営して頂いた方々へ~短い時間でしたが、すばらしい時間をありがとうございました。

「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識

「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル