- 作者: 東ちひろ
- 出版社/メーカー: 学陽書房
- 発売日: 2010/08
- メディア: 単行本
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id:tamako-makomakoさんのブログ記事「本『子供が伸びる!魔法のコーチング』を読んで - ぼっち充のススメ」を見て、衝動的にポチった本。
振り返ってみると、いろんな育児本を何冊も読んでいる気がすします。「同じような本を読んでどうするの?」という自分も少なからず存在するのも事実。ですが、共通して書かれている大切なことを何度も意識できるし、忘れかけていたことを思い出したり、新しいことを知ることで子どもに対する接し方を見つめ直せたりもするので別にいいじゃない?と自分では納得している感じ。
目次
第1章 コーチングで子育てがかわる!
第2章 子どもがみるみる伸びていく魔法の法則!
第3章 ママの質問力で子どもが伸びる!
第4章 自信のある子を育てる魔法の法則
第5章 「伝え上手」なママになる魔法の法則!
第6章 子どもといい関係をつくるために
読んでみて
タイトルから「子どもに対するコーチング」かなと思っていたのですが、どちらかというと「子どもの健やかな成長を願っているけど、現実は厳しく、いろんなことでイライラしたりガミガミ言ってしまい、自己嫌悪に陥りがちな親に対するコーチング」本のように感じました。
自ら進んで行動できる子に育てるために、親はどのように声を掛け、態度を示すのがよいかがその理由や実例などを踏まえて紹介されています。
『「なぜ?」を「何?」に言いかえる』とか、『ママは、そういうことされると困るなあ』というようなマイメッセージなど、子どもに「自分が責められている」と感じさせずに思いを伝える方法などは子育て以外でも使えると思います。
そして、106ページに書かれていたこの一文。
「わが子だからまあいいや」ではなく、ひとりの人格をもつ人間だという思いで接していけば、答えは自然と出てきます。
自分の都合でゆっくり話を聞いてあげなかったり、登園や就寝などの時間に追われている時など、自分のコントロール下に置こうとしてしまうことがあります。その結果、子どもは悲しい思いをし、親は思い通りに行動してくれなくてイライラしたりすることになるのですが、そもそもその考え方が間違いなんですよね。
しっかり子どもの気持ちを受け止めて、親子共に成長していきたいと思います。
うちは3歳児ですがとても参考になりましたよ。
そして、この本は「ママ」をターゲットにした本です。内容は「パパ」が読んでも十分役立ちますが、「ママ、ファイトー」という思いがひしひしと伝わってきます。なので、「パパ」は読んでいて少し居心地の悪さを感じるかもしれません。(私が気にしすぎなのかもしれませんが)
おしまい。