
- 作者: 菅原洋平
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: Kindle版
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先日、会社に私宛で荷物が届きました。
しかし、私には身に覚えのない荷物。幾ら記憶をたぐっても思い当たる節がありません。
この時、「心当たりが全くない。でも、自分宛で荷物が届いているのは事実。ということは、完全に記憶にないって事??」と若干頭が混乱し、これからの人生どう生きていこうかと胸が苦しくなりました。
結局、「私の知らないところで追加になった荷物を取引先が連絡なしに送りつけてきた」というオチだったんですけどね。知らんがな。
そんな時、この件とは関係ないところで友人からふっとオススメされて即ポチしたのがこの本です。オススメされた理由は…忘れちゃった!
目次
1章 40代から「記憶法」は大きく変わる―頭で覚えるだけでなく、体に覚え込ませる
2章 「覚えることがあまりにも多い時代」の効果的な覚え方―その「努力」を確実な「成果」にするために
3章 “実践編”毎日の生活の中で記憶力はトレーニングできる―今日からはじめる「5つの法則」
4章 “Q&A”日常の「覚えきれない!」「忘れてしまう!」にお答えします―作業療法士として現場からのアドバイス
5章 「記憶力」に自信がつくと「未来」は変わる!―あなたの脳の力はもっと引き出せる
読んだ後の書き殴り
古本的に本を読んだ後、ざっと一言残しているんですけど、その時の内容は以下の通り。
内容的には、「歳を取ったら記憶が衰えるので、それをどうカバーするか」という類いの物ではない。
3行で書くと、
- 40代になると記憶の仕組みが変わるのに今まで通りの記憶法でいるのが問題
- 頭ではなく、身体を使って覚える(身体の記憶)ようにする(自転車の乗り方は忘れない的な)
- 記憶量には制限があるので常にある程度容量を開けておく(忘れることも大切)
そんな感じかな。
著者は脳に関する障害のリハビリ等もされている脳の専門家。その立場から、脳の仕組みや作業効率のよい時間帯、脳の使い方などが書かれている。
タイトルは「40代から」となっているけど、それ以前の世代の人にも十分意義のある内容だと思う。
読んでみて(後から冷静に振り返って)
とまぁ、書き殴ったものの、後から思い返してみるともっと色々良い事書かれてた気がします。
- 起床から3時間後と10時間後が記憶力が一番冴えてる時間帯なので、そこをどう効果的に利用するか
- 8時間後と22時間後は逆に脳がミスをし易い。それを避けるための仮眠の取り方
- 脳に記憶を作る、上書きする
- ひらめきを得るための行動
- 頭ではわかっているが、そうできないのは身体の記憶のせいなので、その身体の記憶を書き換える
- 行動は場所とセットで記憶される(デスクでお菓子を食べる とか)
- 満腹時と空腹時では空腹時の方が記憶力が向上する
- プレゼンなどで頭の中が真っ白になる理由とその対処
などなど。
そういえば、去年の後半から「朝走らないといけないのに、走れない(ついつい寝ちゃう、起きててもだらだら過ごしちゃう)」様になってしまいました。
これも一つの身体の記憶なのかもしれません。「朝4:30になったら作業を中断し準備して走りに出かける」と改めて身体の記憶を上書きしてあげれば良いのかもしれませんね。というわけで、早速試してみようと思います。
おしまい。