先日、長男と私にとって初めてのカードダスを体験しました。
それは私にとってとてもしょっぱい思い出と教訓になったのでした。
夏休みのある日
夏休みに男三人でフジグランに行きました。 主な目的はルパンレンジャーVSパトレンジャーショー。
4歳のころ、ジュウレンジャーあたりで目覚めてしまい、それ以降は友達の影響もありだいぶずっぽりと…(おもちゃは買ってないけど)
で、ショーが終わって帰ろうと歩いているとゲームコーナーが長男の目に… もちろん「行きたい!」と言い始め、まぁ、たまにだしちょっとくらいならいいかと行ってみることにしました。
300円くらい使ってコインゲームなどをして、資金も尽きたのでさぁ帰ろうとしたその時、長男の目にルパンレンジャーVSパトレンジャーのカードダスが!
筐体の前でフリーズ
すると長男はその場に突っ立ったまま、こちらの声掛けに全く応じず動かなくなってしまいました。 帰るよと言っても反応なし、変えるふりして視界から消えても全く反応なし。
はっきりと、「これやりたい!」とか言ってくれたらまだ前に進むのですが、黙って突っ立っているだけなので状況が全く変わりません。
次第にイライラしてきちゃって、こっちから「やりたいの!?」と聞くと、もちろん「うん」という返事。 100円で1プレイっぽかったので「じゃぁ、100円だけね」と100円玉を渡したのでした。
初プレイ
最初、初めてのプレイか?など、いろいろ聞かれるので後ろでアドバイスしながら進めていくと、いつの間にか自分の記録用カードを作ることになってて、「コインをいれてね」の表示。
うーん、と思いながら100円を渡して先に進みます。
ゲーム(?)本編が始まって、諸々進んで行く度に☆が溜まっていき5個くらい溜まったら最後にもらえるカードの種類が徐々に明らかになっていきます。 そしてゲーム終了。
本編終了後の課金にキレる
最終的に6つあるカードのうち4つの内容がわかり(4枚の中から選べる)「さぁ、どれにする?」
そこで、長男が1枚カードを選ぶと、なんとカードが1枚補充された上に、内容がわからなかった2枚のうち1枚のカード内容が明らかに(5枚の中から選べる)。 そして、「もっとほしかったら、コインをいれてね」
もちろん長男はもっと欲しいので100円頂戴モード。
おいおい、これって終わりあるの?と思いながらも、まぁ、めったにならないからと100円を渡す私(バカ親)
すると、やっぱりカードが補充されて、残りのカードないようも明らかになり(6枚の中から選べる)「もっとほしかったら、コインをいれてね」
そして案の定、長男はもっと欲しいので100円頂戴モード。
さすがにだらだらとお金を渡すわけにはいかんと「もう、これが最後やで」と100円を渡す私(バカ親)
すると、またカードが補充されて(6枚の中から選べる)「もっとほしかったら、コインをいれてね」
長男はもっと欲しいと懇願していましたが、約束は約束と終わりにして長男を引っ張るようにして帰ったのでした。
帰り道に長男の観察力に感心する
帰り道、長男と話していると「後2枚はもらえたんよ」と言うので理由を聞いてみると、「なんとかポイントがまだあと2つあったんよ」と。
まじか、そんなん全く気がつかんかったわ。。と軽く自分の注意力の無さにショックを受けると同時に、それがわかってたらあと200円出して最後までやらせてあげたのにと思ったのでした(バカ親)
反省
その日の夜、このことを思い出していると、 長男が筐体の前で動かなくなった時、彼は画面をじっと見つめていました。
それはじっと他の子がプレイしている様子を見てルールを理解しようとしていたんじゃないか? 集中するとこっちの声が聞こえなくなるのは割合よくあることなので、それだけ集中していたのかもしれない。 「やりたい」と反射的に言わずに、ルールを理解した上で「自分で出来る」という判断をしてから、やりたいという気持ちを伝えようとしていたのかもしれない。 性格的に周りをしっかり見て考えて、それから行動するタイプなので。
それを、表面的な部分で判断して「やりたいという思いを、黙って動かなくなることで察してもらおうとしているんじゃないか?」と決めつけ、イライラしてしまった自分。
そして、あとカードが何枚もらえるのか把握していた長男。
一方、興味がないからと上っ面のメッセージだけを見て、ルールを理解しようとしてなかった自分。
どっちが物事に対する姿勢として、好ましいかは一目瞭然。 ええ年こいて情けないなぁと一人で恥ずかしくなったのでした。
せっかくの初体験、そして長男との時間を無駄にしないよう、次回チャンスがあれば下のようなことを頭に据えて望みたいと思ったのでした。
腹をくくって多めの予算を自分の中で決めておき、子供と投入する金額を決める
だらだらとお金を渡す事に負い目を感じるので、例えば「2,000円まではだす」と心の中で腹をくくっておく。その上で、長男にもどれくらい使ったのか、使えるのかを意識してもらいたい。一緒にルールを理解して、一緒になって遊ぶ
せっかくの機会なので、どうせならしっかりと長男とゲームを通してコミュニケーションを取りたい。そして、「楽しかったね」とその場を後にしたい。
教訓
恥ずかしいけど、今後の自分のために書いておくと
相手が今何を考えているか、様子を観察して考える。脊髄反射はNo
例え自分が興味がないことであっても、その時間を無駄にしないよう楽しむ方向に行動する。消化試合的な時間にしない
親父、しっかりな。
おしまい。