なか日記

一度きりの人生、楽しく生きよう。

だんごむしが我が家にやってきた

長男がハマり、その数年後、次男もハマった「だんごむし」

きっと次の夏も次男はハマるであろう「だんごむし」

幼稚園からプリンカップを大事に持って出てきたと思ったら、中にはたくさんの「だんごむし」

朝、幼稚園に向けて出発しないといけないのに、だんごむしの行列を見つけると動かなくなってしまう私と妻にとってはほろ苦い思い出の「だんごむし」

正直、何がそんなに子供を惹きつけるのかさっぱりわからな・・・と書きながら、「わからない」と言い切れない。 子どもの気持ちが分からなくもない気がするのは、はっきりとした記憶はないがきっと自分も幼い頃、だんごむしが愛しい時期があったからなのかもしれない。

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丸まっただんごむし

出会いは突然に

伊予鉄高島屋の屋上にある「くるりん」の名で親しまれている観覧車。

誕生日月は無料で乗れるので、過去長男、次男、妻の誕生日月になるたびに乗ってきた。 ここだけの話、誕生日以外の月に正規料金で乗ったことが無い。

そして今月、自分の誕生日月だったので次男と男二人で「くるりん」に乗りに行った。

乗り場前にガチャポンコーナー(というか、ランドといってもいい台数)があり、観覧車の前にまずそこでひと悶着があるのはお約束。 今回も次男がやりたいといって、自分自身の財布から小遣いを出そうとするので「まぁ、それもいいか」と黙って見ていた。

そして、ふとあのガチャポンを見つけてしまった。

gashapon.jp

「ダンゴムシの構造を徹底研究」「平均的なだんごむしのサイズの1000%」キャッチフレーズも相まって、親父のハートはガッチリ鷲摑みされてしまった。

親父が率先してガチャポンしていいのか

「これはいい!」と手が出そうになったが、「ちょっと待て。親父が喜んでガチャポンする姿を子供に見せてもいいのか?」という心の声が。 確かに、普段からガチャポンに否定的な意見を言っている(「300円あったらおかしかった方がいくない?」「そんなのに使うくらいなら、何回か我慢してガンプラ買った方がいくない?」とか)のに、親父どうなんよ?

一旦、冷静になって次男と一緒に「くるりん」に乗り込み、次男と景色を楽しみつつ、この件についてずっと考えていた。

そして「親父が楽しそうにしてる姿を見せるのも大切であろう」という結論に至ったのである。

「くるりん」を降り、次男に「だんごむしのガチャポンがあるんやで」といいながら、だんごむしのガチャポンへ。 そこで100円玉を出そうとしたところ、隣にある仮面ライダーのガチャポンが次男の目に入ってしまった。

そして、もちろん、やりたいと言い出した。

次男はその前に自分の小遣いで1回やっており、さすがに2回はよろしくない。おまけに小遣い足りんし。。。 そんなことを言ってたら、次男が本格的にごね始め、「これはいかん!」と後ろ髪をひかれる思いでその場を後にした。

思いは募る

それから数日、だんごむしが気になって気になって。

「やっぱりだんごむしは黒でしょ」と思ってたけど、ラインナップにある色のだんごむしは実在するのを知って見方がちょっと変わった。

青いやつなんてちょっと切ないやん。

dangomushi1.com

そして、その週の金曜日、だるやなぎを囲む会で街に出る予定があったので、「チャンスはここだ!」と計画を立てるおっさん。

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ひっくり返っただんごむし

現場に戻る

飲み会に遅れる覚悟で伊予鉄高島屋へ行くと、同じ飲み会に行く知人にばったり出くわしたが、用事があるので先に行っててと振り払い、エレベーターで9階へ。

イルミネーションに彩られた「くるりん」に目もくれず、一人だんごむしのガチャポンに向かうよんじゅうまる歳のおっさん。 たまにはこういうのも楽しい。

そして、30年以上ぶりにガチャポンにお金を投入し、ガチャガチャっと。

出てきたのは・・・青いやつ!ヤッター!

平静を装いながら、心の中でガッツポーズをして飲み会に行った。

飲み会で話のネタに見せたけど、子どもと一緒に開封したかったので開封リクエストは頑なに拒否して持ち帰った。

子どもたち、だんごむしだよ

翌朝、家族に見せると、長男は「おおー、すげー!だんごむしやー!!」という反応をせず、「父ちゃんがガチャガチャしてきたんかい?」という反応。6歳にもなるとだいぶ痛いところついてくる。

次男は夏に見せてくれたリアルだんごむしへの反応の100分の1も反応せず。

まだ興味を持ってる長男と開封し、その出来に感心する2人。

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青いだんごむし

はぁ~、だんごむし。かわいいよ。だんごむし。

ちなみに「これは父ちゃんのやから、あげへんで」というと、あっさり「うん」と言われたのはいい思い出になりそう。 どうやら、一番喜んでたのは親父だったようです。

まとめ

ショーもないことでもいい、やりたいことをやって、楽しんでいる姿を子供に見せよう(無理やり正当化)

おしまい。