ブログを書くようになって、どういう文章構成で書くのがいいだろう?とかちょっと考えるようになったので読んでみた。
- 作者: 樺島忠夫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版
- 発売日: 2014/07/31
- メディア: Kindle版
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どうせ書くなら、日本人に生まれたなら、いい歳したOSSANなら、相応の文章を残したいものだ。
目次
Ⅰ 事実を伝える
Ⅱ わかる文章を書く
Ⅲ 文章作成の基本-パラグラフを設けて書く
Ⅳ 文章を組み立てる技術
Ⅴ チェックリストからアウトライン・リストへ
書いてあること
目次からも大体推測できるが、事実を推測や解釈を加えず客観的に伝えることや、文章をどう構成するかについて書かれている。
この本の特徴的なのはタイトルの通り説明だけではなく演習が多く含まれている。 例えば、出来事を客観的に書き表す練習として次のようなものがあった。
次の絵を見てください。絵に何があるか、何がどうしているかを、見たまま文章にしましょう。あなたが感じたこと、想像したこと、あなたの意見、これらは加えないように注意してください。次に、用意したアからサまでの文の中から五つの文を選んで、順序よく並べて絵の内容を報告して下さい。
こういった練習が本文の中にちりばめられており、理論の説明⇒練習⇒解説という流れで展開されていく。
章末にまとめて演習があるタイプに比べると、個人的にはこっちの方がやりやすかった。
感想
客観的に事実を書く(自分の推測や感想を混ぜない)というのは言われてみれば確かにそうではあるが、あまり意識していなかった。それを意識できただけでもちょっとは読んだ甲斐があったというもの。
文章を書いて飯を食ってる人達はそれぞれのスタイルはあるだろうけど、この本に書いてあるようなことを意識して文章を書いてるんだと思う。もしかすると当たり前になってて、意識せずとも書けるのかもしれない。まさに、練習、勉強、経験、実践の賜だと思った。
これはどの分野にも言えることで、熟練プログラマーが読みやすいコードをすらすら書けるのと同じことなんだと思う。
自分は文章もコードも意識せずにすらすらと~とはいけてないのでもっと訓練が必要だ。
定期的に読み返して、文章力を高めたい。そう思わせる一冊だった。