うちの三歳児ですが、今まで散髪は私がしていました。
なので、髪型はわかりやすくいうと「ホトちゃん」。もちろん、狙ってやってるわけじゃないんですけどね。かっこいい髪型にしてやろうと、事前行うイメージトレーニングではばっちりなのですが、いざハサミを手に持つと「ぱっつーん」って。
そんな三歳児が初めて散髪屋に行った話。
目的
何もなければ、しばらくは今のまま自分が散髪したらいいかなと思ってました。
ところが、七五三の前撮りをすることになったんですよね。せっかく高いお金を出して撮ってもらうので、どうせならホトちゃんじゃなくて、かっこいい髪型で記録に残そうという事になりました。
事前準備
果たして散髪屋に行ってくれるのか。椅子に座っておとなしくしといてくれるのか。初対面のお兄さんにおとなしく髪を切ってもらうことができるのか。などなど、不安は尽きませんでした。
その為、1週間くらい前から「散髪屋さん行こうねー」「カッコイイ髪型にしてもらおうねー」「お兄さんに髪切ってもらおうねー」「散髪屋さんに行くなんて、お兄ちゃんやねー。すごいー」といった話をして、心の準備とモチベーションを上げるようにしました。
その結果、前日には「散髪に行って、お兄さんに格好良くしてもらうんよねー」なんて自分から話すくらいやる気になってくれてました。
いざ散髪屋さんへ
そして、当日。前日に引き続きやる気満々の三歳児。
散髪屋さんの入り口をくぐり、お兄さんと初対面。ちょっと照れながらも、あいさつをしておとなしく椅子に座ります。(おお、やった)
クロス*1を巻かれるときも、おとなしくしてました。多少嫌がったりするかなぁと思ってたのになんだか拍子抜け。
そして、いよいよ髪を切ってもらうのですが、ここでも超おとなしい。あれれ。
しばらく髪を切ってもらった後、クロスの上に自分の髪がたくさん落ちているのに気がつきます。ちょっと内側から手でつつくと、スルスルっと切った髪が滑り落ちていきます。
それを見て、「にやー」っとする三歳児。それはまるで、「となりのトトロ」の雨のシーンのようでした。
髪をつつく動作は次第に大きくなり、両手でクロスをバッサバッサと・・・
それを見ながら、「うん、わかるよ。わかる。俺も小学校3年生くらいまではつつきたくてつつきたくて仕方なかったもん。」と自分の幼かったことを懐かしく思い出していました。
心配するほどのことじゃない
今回感じたのは、親が心配するほどのもんじゃないってこと。「まだできないんじゃない」とか、「まだ早いんじゃない」とか「泣いたりごねたりするんじゃない」とか思ってしまいがちなのですが、意外と大丈夫なもんです。
親の余計な心配のせいで経験を積む機会が損なわれたり、後ろにずれ込んだりするのは子供の成長のためにも避けたいところです。命に関わったり、大きな怪我をする様なことでなければどんどん経験させればいいんですよね。何かあっても、親が謝れば済むことだってたくさんあるんですから。
そういった意味でも、親の覚悟って大事ですね。
それと合わせて、失敗した時に子供が萎縮したり、自信を無くさないよう上手にフォローしてあげるのが大事ですね。というか、成功とか失敗という結果ではなく、過程をしっかり見て共感したり、楽しんだり、褒めてあげたいなぁなんて感じた1日でした。
おしまい。
*1:首にまく大きいナイロンみたいな物