- 作者: 藤原帰一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/10/24
- メディア: Kindle版
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目次
第一章 戦争が必要な時
第二章 覇権国と国際関係
第三章 デモクラシーの国際政治
第四章 大国の凋落・小国の台頭
第五章 領土と国際政治
第六章 過去が現在を拘束する
第七章 ナショナリズムは危険思想か
第八章 平和の条件
読んでみて
国際政治に関するゼミを受けてる感覚。筆者から問題提起がおこなわれ、それに対してどのように考えることができるかという解説というのかな、そんなのが書かれている。しかし、答えはない。
その時々のさまざまな状況を考慮し、複数の案を出した上で一番ベストな行動が必要であり、明確な答えなどないということだ。
提起される問題は特定の国を示す訳では無く、A国、B国というように一般化してある。(まぁ、それでも何となく「あの国のことかな」とか思ってしまう訳だけど。)その問題に対して状況を変えるなどして多角的に考えるきっかけを与えてくれる。
この本を読むことで、安全保障というのは単純な問題じゃないし、皆が納得する解もないというのがよくわかると思う。
おしまい。