Kindleの日替わりセールで199円だったので、なにげにポチって読んでみました。

無気力なのにはワケがある 心理学が導く克服のヒント (NHK出版新書)
- 作者: 大芦治
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/12/18
- メディア: Kindle版
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特に自分自身が無気力でどうにかしたいと思って~というような理由ではないです。*1
私はブクログに買った本を登録しているのですが、いつもはほとんど反応のない読了の通知に反応して下さった方がいたので、ざっくり30行(努力目標)くらいでまとめてみたいと思います。
もちろん、この本で筆者が言ってることを誤って理解してる可能性もありますので、気になった人はこのブログに張ってるリンクからお買い上げになって読んでみて下さい*2。
学習性無力感
「学習性無力感」というのは、「自分の力ではどうすることもできないことを学習して意欲を失った状態」のことを意味しており、これを「無気力に陥った状態」としている。
本書は「学習性無力感(learned helpnessness)」について、過去の実験結果を基にこれが引き起こされる原因や健康に与える影響、うつ病との関連性などが書かれおり、最後に、無気力にならないための考え方で締めくくられている。
無気力になる理由
先にも書いたとおり、「自分の力ではどうすることもできないことを学習して意欲を失った状態」というのはどういうことか?
簡単に言うと「前回やってみたけどできなかった。だから、今回もできないだろう。」と考えてしまい、やる気になれないということ。考えるというか、無意識のうちにそうなってしまうというのが正しいだろう。
単なる経験だけではない。できなかった原因が「自分の能力」といった継続的な内的要因である(≒どうすることもできないこと)と考えることで無気力となることもある。
無気力にならないために
多少のストレスで免疫を付ける
全くストレスのない状態におかれていると、いざコントロール不可能な自体を経験した際に無気力に陥ってしまう。そのため、日頃から多少のストレスは経験しておいたほうがよい。
ストレスとなる状態を自分で切り抜けたという自身があれば、無気力に陥りづらい。
成功体験
過去に自分でコントロールできた経験があれば、例え自分ではコントロールできない状況に陥っても無気力に陥りづらくなる。
自分でコントロールできた経験は幼少期でもよい。幼少期(発達の初期段階)に経験しておくことで、後に無気力になりにくくなる可能性がある。そういう意味では第一次反抗期は重要。
能力は可変であると考える
大人になるに従い「能力は固定的なもの」として捉えるようになる。そのため、自分の能力不足(≒どうすることもできない)を自覚することで、無気力に陥ることがある。
従って、大人であっても能力は可変であるという意識を持つことは大事。
失敗の原因を可変的なものに帰属させる
失敗の原因を考える際に「努力が足りなかった」といった可変的なものに帰属させる。そうすることで、「次はもっと努力すればいいか」と考えることができる。
楽観主義
失敗した時のことを考えて、その被害が大したものではなければ楽観的に考える。
人命に関わるようなことは楽観的に考えることはできないが、例えば、飛び込み営業なんかは失敗しようが多少時間を損するくらいと考えることで気持ちを楽にしようというもの。
まとまらないまとめ
ブログに書こうと思ったきっかけですが、読了通知に対して「こんど3行で教えて」というコメントに対して「楽観的に考えようとか、そんな事が書いてあったよ」と返事したところ、「いやいや、無気力になるワケを知りたいんですよ」といった返事をもらったのがきっかけ。
ここでどう考えるかですが、
「全然相手が欲しいものと違う回答してた…意図をくみ取る能力ないな、俺。orz…」(能力不足)
と考えるととてもはずかしいし、しんどいですね。
でも、
「そういう情報が欲しかったのね。誤解してたわー。めんごめんご。」(状況が悪かった)
くらいに考えれば大したことないですし、前向きに考えることもできますね。
そんなのでざーっとまとめようとしたけど、なんだかまとまってんだかどうなんだか。まぁ、飾っても仕方ないのでいつも通りありのままを投稿しますけどね。
人からどう見られてるか気にするなんて、自分もまだまだ未熟ですね。

無気力なのにはワケがある―心理学が導く克服のヒント (NHK出版新書 416)
- 作者: 大芦治
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: 新書
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