なか日記

一度きりの人生、楽しく生きよう。

『最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)』 by 二宮敦人

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)

前作を読んだ流れてポチった本。前作は前作で完結はしてたんだけど、続編といわれると気になるよね。やっぱり。

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目次

第一章 とあるチャラ男の死
第二章 とある母親の死

読んだ後の書き殴り

前作「最後の医者は桜を見上げて君を想う」の続き。

前作ほどの衝撃はなかったが、病気に関する知識を多少なりとも得られたのはよかったかな。

それにしても、このシリーズは読んでいて胸が苦しくなる。人が死ぬというのはその人だけのことではない。もちろん、その周囲には家族がいる。その家族の気持ちや、家族を残して先に逝ってしまう無念さというかそういうのを我が身のように感じる。

家族がいるので、本に書かれているようなシチュエーションに身を置きやすくなったというのが一つ。そして、近くはない(と思いたい)にせよ、いずれやってくる「死」というものを意識し始める年齢になってきたということもあるんだろうな。

読んでみて(後から冷静に振り返って)

前作ほどのインパクトは正直感じられなかった。

しかし、主要人物の過去が垣間見えてきたりと別の意味で引き込まれる展開だった。

第一章が3分の2、第二章が3分の1の割合。そう、第二章は全体の半分くらいが本書で書かれており、続きは下巻へ~という流れ。

なので、もちろん読み終えてすぐに下巻をポチった。

映画化の企画が進行中ということでこの上下巻が注目されると思うけど、前作を読まないと面白さは半減どころか2割程度しか味わえないんじゃないかと思う。

気になっている人はぜひ前作「最後の医者は桜を見上げて君を想う」を最初に読んでほしいと思う。

おしまい。

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)