医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 (アスコムBOOKS)
- 作者: 近藤誠
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2013/05/15
- メディア: Kindle版
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セールでも何でもなかったけど、ふと気になって読んでみた。きっと、GWに実家で話したことが影響してたんだと思う。
目次
第1章 どんな時に病院に行くべきか
第2章 患者よ、病気と闘うな
第3章 検診・治療の真っ赤なウソ
第4章 100歳まで元気に生きる「食」の心得
第5章 100歳まで元気に生きる「暮らし」の心得
第6章 死が怖くなるなる老い方
読んだ後の書き殴り
医者の言うことは正しい。難しいことを説明されて、100%理解できないけど、専門家なので従っておけば間違いないハズ。でも、なんだか納得いかないとか、もっと別の方法があったんじゃないかとか、後から考えるときりがない。 そんな事にならないためにも、読んでおいて損はなかったと思う。
ここに書かれていることが100%正しいとは思わないが、別の視点から医療の現状を見ることができる。
健康な人が増えると業界の仕事がなくなる。じゃぁ、健康のハードルを引き上げると、健康出ない人が増えるよね。とか。
信じる信じないはおいといて、結局は以下の引用に書かれていることなんじゃないかと思う。
生存率に関しては、保証はないのです。末期にそういう状態になっても穏やかな最期を迎えることを選ぶか。やはり標準治療を選んで、苦しんでも少しでも長生きするかもしれない方法を選ぶか。いつか、自分や家族がその選択をすることになったときのことを、考え、話し合っておくといいですね。
自分はもちろんですが、家族も納得出来るような生き方(死に方)をしないといけないなぁ。
読んでみて(後から冷静に振り返って)
今まで「病気のことは医者を信じてお任せ」だった方も、ここで発想を変えて「医者を疑い、自分で調べて考える」癖を身につけてください。 医者に殺されない方法をしっかり身につけて、ムダ死にから身を守ってください。 location 199
目次や冒頭の前書きからもわかるが、結構過激な書き方をされている。まぁ、それくらいでないと読者の頭をガツンと殴ることはできない(本が売れない)からなんだろう。
近藤 誠氏とは
がんの放射線治療を専門とする医師らしい。
主張が主張なだけに、結構な反発を受けている様子。当然といえば当然だと思う。
近藤誠医師が提唱する“がん放置理論”を信じて、せっかく早期で発見できたがんを進行がんにしてしまう患者が後を絶たない。学術論文を引用しながら標準的治療の効果を否定し、誤ったインフォームドコンセントを広げる近藤理論に専門家は断固、反論すべきだと勝俣医師は主張する。
がん治療
専門だからか、それとも、自分の単なる印象かもしれないが、がん治療に関しての記述が多かった気がする。
今の医療は「がんもどき」を「がん」として扱い、切除したり抗がん剤を投与するなどして無意味な治療を行っているといった主張が書かれている。
一方、本当の「がん」であれば何をやっても無駄。がんの進行は人それぞれなので、治療してもしなくてもそんなに寿命は変わらない。それなら、手術や抗がん剤で苦しい思いをせず、事実を受け入れ、痛みをコントロールして安らかに死のう。そんなことが書かれている。
何を信じればいいか
書きなぐりにも書いたけど、この本が100%正しいわけではないし、自分に都合のいいところだけ参考にすればよいというものでもないだろう。
事実、「近藤 誠 - Google 検索」で検索すると多数の反論記事がヒットする。
自分で情報を収集し、医者を含めいろんな人に意見をもらうなどするだろうけど、 結局のところ、自分が病気をどう受け入れ、腹をくくるかじゃないか。そんな単純にはいかないとは思うけど。
家族のために少しでも長生きしたいと思うのは誰しもそうだろう。ただ、長生きするためにどういう方法をとるのかは…誰しも自信をもって決められないんじゃないかな。
「もうそろそろいいかな」と思えるその日まで、病気には寄ってこないでほしい。そう願うばかりである。
おしまい。