なか日記

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『最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)』 by 二宮敦人

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)

前作、前巻と一気に読み進めてその流れで読み切った。

目次

第一章 とある母親の死
第二章 とある医者の死

読んだ後の書き殴り

「最後の医者は桜を見上げて君を想う」に始まって、3冊一気に読んだ。

3冊を読み進めていく中で、内容が徐々にエンターテイメント的な要素を含んでいってるような気がして、「最後の医者は桜を見上げて君を想う」の内容に惹かれた身としてはちょっと残念。

といいながらも、楽しく読めた理由は「病気」というよりも「父と子」がテーマだったのが大きい。身近なテーマだったので、我が身に置き換えながら読むことができたし、親父が自分に対してどう思ってたか、子どもが自分をどう見ているかなど想像したり、自分の過去を振り返るきっかけにもなったのでこれはこれでよかった。

読んでみて(後から冷静に振り返って)

「最後の医者は桜を見上げて君を想う」で同僚の医者が言ってたのはこういうことか。とまぁ納得。

生きるということ、死ぬということ、残していく家族、残される家族、親と子供、カバーイラストから若者向けな印象があるけど、ある程度年を取った人の方が感じることは多いんじゃないかと思う。

ということで、おっさん世代にもおすすめ。

おしまい。

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)